概要
モデルはFN社のM1903。
1902年設計の近代的なベルギー製セミオートピストル。
現在、一般に拳銃と聞いてイメージされるようなGlockやM9といった『スライド式の自動拳銃』としては最も古い銃のひとつである。
「銃器設計の神様」ジョン・ブローニングが設計し、ベルギーのFN社とアメリカのコルト社にライセンスを販売、ベルギー側で生産された経緯をもつ。
世界初の自動拳銃であるM1900の後継モデルであるM1903は、銃身がスライド下部から上部へと変更され、安全機構としてマニュアルセイフティとグリップセイフティを備えている。装弾数は7発で、9mmブローニング弾という拳銃としてはややサイズのある弾薬を使用する。
フレーム右側にはスライドストップ用の外装式レバーがあるが、リリースするには手動でスライドを操作する必要があった。
グリップセーフティシステムが内臓されており、機構上しっかり握り込まないと発砲することができない。
その為、例えばゲーム内の決闘のような早撃ちには不向きであったと思われる。